【解説】WiMAX2+の速度制限 | 3つのパターン


 【WiMAX2+】 にも3大キャリアなどと同様に、データ利用量による速度制限が存在します。



一般的に速度制限になると128kbps程度の低速な回線になり、Webページの閲覧でさえ支障をきたすような状態になります。

そこで、WiMAX2+の契約を検討している人の多くが疑問に思うWiMAX2+の速度制限はどうなっているのか?速度制限になる条件は?など、疑問解明のために徹底解説していきます。


WiMAXの速度制限とは?

WiMAX2+には3つのパターンの速度制限が存在します。
  1. 7GBプラン(UQ Flatツープラス相当)の場合、当月の【WiMAX2+】 の通信量が7GBを超えた場合に、通信速度が送受信最大128kbpsに制限される
  2. 料金プランに関わらず、前日までの3日間のデータ通信量が3GB以上となった場合、YouTube動画の標準画質レベルが観れる通信速度に制限される
  3. ハイスピードプラスエリアモードを利用していて、WiMAX2+およびau 4G LTEの当月の通信量の合計が7GB以上となった場合、通信速度が送受信最大128kbpsに制限される
WiMAX 2+でも、契約プランやオプションの利用によっては128kbpsに速度制限されます。
この3パターンの速度制限について、詳しく解説していきます。

パターン1 | 7GB制限

 月間のデータ通信量が7GBを超えると通信速度が128kbpsの速度制限がかかります。
これは携帯3大キャリアなどにもある速度制限と同じ種類の速度制限です。
データ通信量が7GBを超えた途端に回線速度が128kbps制限されます。

パターン2 | 3日間で3GB制限

3日間のデータ通信量の合計が3GBを超えると翌日の昼から翌々日の昼までの24時間の速度制限がかかります。
言葉だけだと少々分かりづらいので、下の図で説明します。
1日目から3日目までの合計が3.2GBになっており、3日間で3GBを超えています。
そのため、翌日(4日目)の昼から24時間の速度制限がかかります。
2日目から4日目までの合計は2.7GBのため、5日目は制限がかからないことになります。
このように、あくまでも直近の3日間の通信量の合計が3GBを超えた場合に速度制限の対象になります。










毎日1GB以上の通信量がある場合は、下の図のようにずっと制限ありの状態になることも十分考えられます。










また、ギガ放題には、月間のデータ利用量(上限7GB)による速度制限はありません。

パターン3 | ハイスピードプラスエリアモード利用時の7GB制限

一番分かりづらく、勘違いし易いのがこのパターンです。
WiMAX2+にはハイスピードモードとハイスピードプラスエリアモードの2種類のモードがあります。
このモードはルータで切り替えることができます。
ハイスピードモードは通常のWiMAX2+を利用するモードです。
ハイスピードプラスエリアモードとは、電波の悪いところをauの4G LTEを使用することでカバーできる通信モードで、auの回線を利用することで、地下などのWiMAX2+が弱いエリアのほとんどをカバーすることができます。
ただし、これはオプション扱いで、別料金(¥1,005)がかかる仕組みになっています。
ルータでハイスピードプラスエリアモードに切り替えることで、自動的に1か月分が課金されます。

問題は、このハイスピードプラスエリアモードに設定している時の通信量が7GBを超えた場合に128kbpsの速度制限がかかります。
更に、このハイスピードプラスエリアモードで速度制限がかかってしまうと、ハイスピードモードも128kbpsの速度制限がかかってしまいます。
これは、月間のデータ利用量の上限が無いギガ放題を契約していても128kbpsの速度制限をされてしまいます。
更に更に、この7GBはハイスピードプラスエリアモードに設定されている時の通信量の合計になります。
WiMAX2+回線に繋がっていようが、au 4G LTE回線に繋がっていようが関係なく計算されます。

128kbpsの速度制限にかからないようにするには

WiMAX2+を契約する人のほとんどはギガ放題で契約するので、パターン1で速度制限になる人はまずいないでしょう。

問題はパターン3です。
これを回避するには、ハイスピードプラスエリアモードで絶対に7GBを超えて速度制限にかからないこと


ハイスピードモードに切り替えればギガ放題として月間のデータ利用量の上限なく利用することができます。(3日間で3GBの制限はありますが)
面倒ですが、ハイスピードモードとハイスピードプラスエリアモードをこまめに切り替えて、出来るだけハイスピードモードを使用し、速度制限にかからないようにしましょう。

WiMAX2+の回線速度

携帯であれば通信設備を持つdocomo、au、SoftbankなどのMVOがあり、その回線の一部を借りて運営しているMVNO(サービス事業者)があります。
WiMAXではUQ WiMAX がMVOになり、niftyをはじめ、BIGLOBEや家電量販店などがプロバイダー(MVNO)として運営しています。
携帯の場合は、MVNOはMVOから回線の帯域を借りているため、MVNOによって回線速度が異なりますが、WiMAXの場合はプロバイダーによって回線速度が異なることはありません。

7月1日から新機種のW03が発売

auでは先行して発売していましたが、明日からUQ WiMAX でも新機種のW03が発売になり、各キャリアでキャンペーンも開始していますので、WiMAXを使ってみようかなと思っている方には丁度良いタイミングかもしれませんね。

【WiMAX2+】モバイルネットの最強へ。

@niftyWImax

BIGLOBE WiMAX 2+ キャンペーン



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