android one | Y!mobile 507SH をオススメしない理由



本日(7/29)より、シャープ製の android one スマートフォン、507SHが Y!mobile から発売されました。
日本初登場、低価格というところが注目されていますが、そもそも android one とは何なのでしょうか?

android one とは?

主に開発途上国、新興国で発売されている、ミドルからローエンドの低価格スマートフォンのブランド名です。
android oneは、各国のパートナー(日本ではシャープとY!mobile)とGoogleが協力し開発しています。

気になる価格は?

Y!mobileオンラインストアでの一括価格は51,948円(税込)となっています。
更に以下の表のように、2年縛りの月額割引があります。

新規、機種変更
プラン月額割引24回実質
スマホプランS540円12,960円38,880円
スマホプランM/L1,080円25,940円25,900円

MNP
プラン月額割引24回実質
スマホプランS1,080円25,940円25,940円
スマホプランM/L1,620円38,880円12,960円

月額割引を考慮しなければ、SIMフリー端末と比べると圧倒的な高価格です。
Google謹製のハイエンドスマートフォン Nexus 5X ですら、52,300円~の価格ですから。

スペックは?

日本で好まれる防水機能やワンセグを搭載したミドルレンジのスマートフォンになっています。

サイズと質量約142×71×8.8mm(突起部を除く)約135g
OSAndroid™ 6.0
CPUQualcomm® Snapdragon™ 617(MSM8952)1.5GHz(クアッドコア)+1.2GHz(クアッドコア)
内蔵メモリROM 16GB/RAM 2GB
外部メモリmicroSDメモリカード(別売)/ microSDHCメモリカード(別売)/ microSDXCメモリカード(別売)最大200GB
バッテリー容量3,010mAh
連続通話時間3G:約1,220分 / VoLTE*2:約1,220分 / GSM:約910分
連続待受時間3G:約875時間 / 4G:約695時間 / 4G LTE:約745時間 / GSM:約795時間
テレビ連続視聴時間約11時間
充電時間約210分(ACアダプタ:AC02-MU-K使用時)
ディスプレイ約5.0インチ IGZO 1,280×720ドット HD
通信・通話機能VoLTE
Wi-FiIEEE802.11b/g/n
テザリングWi-Fi 10台
Bluetooth4.2
防水/防塵IPX5/IPX8 / IP5X
テレビワンセグ
アウトカメラ約1,310万画素 CMOS 裏面照射型
インカメラ約500万画素 CMOS 裏面照射型

CPUはクアッドコア、RAMは2GBで普通に利用するには何ら不都合が無い性能です。
スペックだけでは図れない部分として、最長で2年間のOSアップデートの保証があり、毎月セキュリティアップデートが提供されます。
最新OSを使いたくても端末メーカーがアップデートを提供していない、2年縛りのため乗り換えも容易にできないと悶々とせずに済みます。

おすすめしない理由

そして本題に入りますが、この507SHをオススメしない(できない)理由は以下の通り。
  1. 2年縛りである
    そもそも諸悪の根源の制度
  2. 価格設定が高い
    Nexus 5Xなど、ハイエンドスマホを超える価格
  3. SIMフリーではない
    格安SIMも含んで、他キャリアのSIMが使えない
  4. 回線がソフトバンクである
    周波数帯の特性上、電波が弱い場所が多い
  5. OSのアップデートを保証しているのは507SHだけではない
  6. Wi-Fiが802.11b/g/nであり、11acに対応していない
    今発売する機種で何故対応しないのか?
  7. ワンセグは本当に必用?
    その分価格を下げてくれた方が良い
以上の理由から、筆者としてはとてもオススメできる端末(契約)ではありません。
端末のみを2〜3万台で購入することが出来るのであれば、最新機種であり、ミドルレンジの性能であることから、逆にオススメできる端末になります。

他の記事でも紹介していますが、Nexus 5Xや、発売されたばかりのMotorola Moto G4 Plusの方をMVNOで利用する方が全然快適です。


Moto G4 Plus


相変わらず、キャリア端末は無駄な機能が多く、価格設定も高いですね。







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