テレビに接続し、YoutubeやHuluなどのサービスを利用して好きな動画を表示したり、音楽を流したり写真を表示したり。
ただのテレビを、高機能なデジタルメディアプレーヤーにしてしまうセットトップボックス。
現在発売されている一般家庭向けのSTB(デバイス)で、ほとんどの方は下記の3つのどれかを利用しているかと思います。
製品名 | メーカー | 価格 | 備考 |
Chromecast | ¥4,980 | 第2世代の価格 | |
Apple TV | Apple | ¥18,400〜 | 第4世代の価格 |
Fire TV | Amazon | ¥4,980〜 |
現在、色々な動画配信サービスを利用することができますが、どのSTBがどのサービスに対応しているのか良くわかりませんよね。
今回、自分が利用したい動画配信サービスが、どのSTBであれば使えるのか?メリットデメリットも含めて解説したいと思います。
動画配信サービス別対応表
動画配信サービス別に各STBの対応状況をまとめてみました。
動画配信サービス
| 製品名 | ||
Chromecast | Apple TV | Fire TV | |
Hulu | ○ | ○ | ○ |
dTV | ○ | ○(第4世代から対応) | ○ |
プライムビデオ | × | ○(AirPlay) | ○ |
Youtube | ○ | ○ | ○ |
Netfix | ○ | ○ | ○ |
ビデオパス | ○ | × | × |
U-NEXT | ○ | ○(AirPlay) | ○ |
dアニメストア | ○ | ○(AirPlay) | △(ミラーリング) |
Google Play ムービー | ○ | ○(AirPlay) | △(ミラーリング) |
GYAO! | ○ | ○(AirPlay) | ○(プレミアムは未対応) |
アニメ放題 | ○ | ○(AirPlay) | △(ミラーリング) |
WOWOWオンデマンド | × | × | × |
対応サービスだけを見るとChromecastが最も多く、次いでApple TV、Fire TVとなっています。
次は、各デバイスのメリット、デメリットを含めて見てみましょう。
Chromecast
Chromecastとは、Googleが販売しているストリーミングデバイスです。PCやスマホ、タブレットで再生する動画などを大画面のテレビに映して楽しむことができるデバイスです。上記の対応表で見ると、一番対応サービスが多いデバイスであり一番のメリットでもあります。
しかし、Chromecast単体では利用することができず、必ずスマートフォンなどの対応アプリからの操作が必要になります。
また、リモコンはないため、スマートフォンがリモコン代わりになります。
アプリによっては巻き戻し早送りなどができなくなるため、不便に感じることがあります。
Apple TV
Apple TVとは、Appleが販売しているセットトップボックスです。Chromecastとは違い、Apple TV単体で大手放送局のテレビ番組のレンタルやiTunesムービーのレンタル、NetflixやHuluなどの動画配信サービスを利用でき、iPhone、iPadなどからのストリーミングが可能なデバイスです。
第4世代のApple TVはアプリをインストールすることで使用できるサービスを増やしたり、ゲームも楽しむことができます。
※画像は第3世代のApple TV
上記の対応表で見ると、組み込まれているサービス以外は、AirPlayでほとんど対応することができます。
これはMacやiPhone、iPadで利用できるサービスのほとんどは、AirPlayでApple TVにミラーリングすることができるためです。(WOWOWオンデマンドはAirPlayでのミラーリングは不可)第4世代のApple TVはアプリをインストールすることで使用できるサービスを増やしたり、ゲームも楽しむことができます。
※画像は第3世代のApple TV
上記の対応表で見ると、組み込まれているサービス以外は、AirPlayでほとんど対応することができます。
ただし、ミラーリングのため、動画再生中は再生機器を操作することができなくなります。
更に、サービスによっては再生画質が低下することがあります。
例:Google Play ムービーをAirPlayで再生するとSD画質になる。
Fire TV
Fire TVとは、Amazonが販売しているセットトップボックスです。Apple TVと同様にFire TV単体でNetflixやHuluなどの動画配信サービスを利用でき、Amazonプライムの会員であれば無料で視聴できるプライムビデオが、Fire TV単体で利用可能なデバイスです。
アプリをインストールすることで対応サービスを増やしたり、ゲームも楽しむことができます。
※画像はFire TV Stick
Apple TV同様にミラーリングすることでほとんどのサービスが利用可能になります。
ただし、AndroidはMiracastでミラーリング可能ですが、iOSデバイスは別途AirPlay対応アプリ(有料)をFire TVへインストールすることでミラーリングを利用することが可能になります。
結局どのSTB(デバイス)が良いのか?
iOSとAndroidのどちらの機器を主に使用しているかにもよりますが、対応しているアプリや再生方法の手軽さなどを考慮すると、iOSでは親和性が高く、拡張性が高くなった第4世代Apple TV、Androidでは後発の強みがあり、プライム会員ならプライムビデオが無料で利用できるFire TVが、現時点では最も有効な選択になると思います。
- iOSを主に使用しているなら迷わず第4世代のApple TV
- Androidを主に使用しているなら色々なサービスも利用することができるFire TV
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